首ちょんぱマシーンの勧め

昔、直管のS13シルビアに乗っていた私が自分のことを棚に上げて言わせてもらうと、バイクのクソうるせーマフラーはどうにかならんのか、と思う。こういうのは競技用として開発された車検非対応品を装着して公道を走るバカなどが原因になっている。販売に規制をかけるとかしてもいいと思う。

というか、そもそも競技用として開発したのか疑わしい。メーカーも怪しい。分かってて売ってると思う。こういう暗黙の了解みたいなのが存在するということ自体が良くない。

まあしかし、現実問題、規制するという方向で対処するのは難しいだろう。そもそも規制という点では、車検の義務付けが既にある。でも車検という制度は車検を受けるときだけ車検対応品のマフラーに交換すればよいという点で、騒音マフラーの規制にはならない。車検とは性善説に則った制度なのである。

これ以上規制を厳しくしても、騒音をまき散らして走るアホを反省させることは難しいだろう。なぜならば、こういうアホに常識は通じないからである。つまり、大体が、「社会なんて、このくそったれた社会なんて、ラララ」みたいに、Blue Heartsに影響された90年代の二番煎じのクソメロコアバンドみたいな思想を持っている、がために、社会が規制をかけてくると、理由が何であれとにかくそれに反発するという、ポリシーと理念の無い反骨精神を持っている、もしくは、「ビッグスクーターの下痢弁みたいな音と違って4気筒のサウンドは上品だろお?」などと意味不明な価値観を一般人にまで押し付ける、他人への配慮も無ければセンスもないし学歴もスキルも職人技術も知恵も彼女も証券も固定資産も外貨預金も交友関係も人間性も尊敬も信頼もないようなアンポンタン・ポカンであるかどちらかであるがために、常識が通じない。常識が通じないアホが社会の規制に従うわけがないのである。社会の規制に従わないようなアホは保安基準対応の騒音に配慮したマフラーを付けたりしないのである。

じゃあどのようにすればよいかというと、これは規制というハードパワーではなくて、もっと、文化的精神的なソフトパワーで攻めるべきであると思う。

具体的には、マフラーに音圧センサーを付けて、ヘルメットに内蔵されたギロチンマシーンとBluetoothで通信させ、マフラー音量が規定のデシベル数を超えたら自動的にギロチンがドライバーの首をチョンパするというマシーンを開発すればよいと思う。

いやいや、思いっきりハードパワーじゃん。と思ったあなた。ちょっと待ってほしい。先にも言った通り、こういうギロチンヘルメットをかぶること、と新たな法規制をかけたとしても、奴らが従うわけがないのだ。じゃあどうするか。

つまり、少年ジャンプ・少年マガジンあたりで「特攻の拓」とか「カメレオン」みたいな漫画をやればよいと思う。それで登場人物が首チョンパヘルメットをかぶり、夜な夜な峠でレースするというのはどうだろう。そいで、首チョンパとスピードのギリギリの世界で生きる様を格好よく描けばよいと思う。これ以上回したらチョンパ発動しちまう!!でも・・・ここで諦めるやつは男じゃねえんだよぉー!!または、アイツと約束したんだよぉー!!!すっぱぁああああん!ギャース!仲間A「竜ゥー(チョンパされた奴の名前)!!!!」みたいな感じで。

あとは、悪役がレースに勝ったんだけど、よく見たら首チョンパマシーンのBluetooth受信部にアルミホイルを巻いて首チョンパが発動しないような不正行為をしている、いわゆる「アルミホイルチューン」をしている、というエピソードも用意し、「"巻く"ような奴が峠に来てんじゃねえ!!」とかさんざんにさげすんでバカにするような内容にすれば、不正改造はダサい、というイメージを植え付けることができると思う。

あとはメディアミックスみたいな感じで、PS4でゲームを出したりとか、映画化したりとかして「首チョンパバイク乗ってる人って勇気あるよねー」とかギャルが尊敬する程度には社会に認知させる必要があるだろう。バイク雑誌とかでも特集を組んで首チョンパマシーンの比較とか書いたらいい。そしたら大体、こういうアホはカタログスペック重視のバカなのでハイスペックな、つまり、切れ味のよいマシーンをこぞって買うに違いないのである。

こうなってくると、名前も変える必要があるかもしれない。首チョンパマシーンという呼称はいかにもダサいので、たとえば、「クーゲルシュライバー」いうのはどうだろうか。クーゲルシュライバーとはドイツ語でボールペンであるということは、まあ、知ってる人は知っている事実だが、バカには分からんだろう。バカだから。

そうなったらあとはもう単純だ。クソうるせーマフラーをバイクに着けてたアホどもは、元来、主義主張も何にもない空っぽのバカなので、メディアや女が「首チョンパかっこいいよねー」とか言えば右倣えで首チョンパマシーンを買い、自分の首をはねる刃にワックスを付けて磨き始めるだろう。とても滑稽だ。マジウケるんですけど。

すると、まあ、うるさいやつは首チョンパされてこの世から居なくなるし、元来ビビりの人はおっかなびっくりでむやみにエンジンをふかすことも無くなるでしょう。

でもそうすると、首チョンパしたあとの、ヘルメット内部とバイクに残された肉塊をどう処分するかというごみ処理の問題が付きまとう。しかしこれも、一律無縁仏として処理してしまい、遺灰は野菜の肥料として無農薬有機栽培の農産品として首都圏に出荷すればいいのではないだろうか。

首都圏の地価の高いあたりのマンションなどに住んでいる、金持ちの夫にぶら下がっていて頭の悪い専業主婦などは、「オーガニック」「無農薬」「有機栽培」とか書いていれば、それだけで品質が良いものと盲信するような粒のそろった味音痴であるがために、ありがたがって首チョンパライダーを構成していた有機物をふんだんに含む無農薬有機栽培の野菜を買うだろう。キャベツ買ってロールキャベツとかを作ってcookpadとかfacebookに投稿するだろう。

そうして得た利益は「首チョンパ基金」みたいな感じで一元管理して、新しい首チョンパマシーンの研究開発に役立てたらいいのではないだろうか。たとえばギロチン部分をマイクロ波で振動させてより切れ味を高めた製品を開発し、「マイクロフリクションブレードモデル」などと銘打って販売したらいいと思う。そういう技術は、医療用途への応用も期待できる。アホの首が吹っ飛ぶだけで世界が救われる。

と、以上、いろいろ考えてきたが、これは素晴らしいアイディアだと思う。さっそく地元の議員さんのところに相談しに行ってくるので、読者の皆さん方におかれましては、関連メーカーの株式を買って先行投資するなどをするがよいと思う。