ネットブックにLinuxMint入れた

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NECのBL100/Rというネットブックを持っています。

こいつはIntelの初代Atomが発売されたあたりの製品です。特定のスペックを満たすPCについてはWindows XPのライセンス費用を安くなる仕組みがあったので、当時、Atomと1GB程度のメモリ、4GB程度のSSDもしくは100GB程度のHDDという組み合わせのPCがたくさん発売されました。

今回、XPのサポート期限が切れたという事なのですが、この程度のスペックではWindows 7に移行してもまともに動かないことが目に見えています。したがって使えないPCであるとの烙印を押されてゴミが量産されることでしょう。これはもったいないことです。もったいないお化けが出る。

じゃあ、メモリをもう1GB足して、Windows 7 or 8を入れれば…という選択肢はありえません。一度使えないと烙印を押されたPCに対して手間暇+金を投入する人はいないでしょう。

しかるに、古いXP機を有効利用するためのソフトウェア側からの対処、つまり、より軽量で、無料で、セキュアなOSが必要なのではないでしょうか。

Ubuntuはそのひとつの選択肢でした。Ubuntuは当初、アフリカの子供たちが先進国のお古の旧モデルPCを使えるように、という理念で作られていたと思います。なので、確か最小スペックが256MB RAM、800MHz CPUなどという指定であった気がします。しかし現在のUbuntuはかなり高度なことができるようになった代わりに、それなりに高スペックでないと動作しないようになってしまいました。

余談ですが、インドに行った時に「先進国からのお古だ」ということで使わせてもらったPCが、メモリ2GB、CPUがPentium 4 HTなどという、それなりに高スペックなPCでした。今は途上国に送られるお古のPCもそれなりに高スペックなのかもしれません。

まあそういうわけで、話がそれましたが、つまりネットブックでUbuntuを動かすのは厳しいです。私はネットブックにUbuntu Serverを入れて、その上にLubuntu関連のパッケージを入れて使っていたのですが、これも結構重いんです。使えないことはないですが、操作にかなり引っかかりがあるのでストレスを感じますし、メモリが足りなくてChromium ブラウザが死ぬことが何度かありました。

というわけで、Linux Mintはどうだろう?と思った。

Linux Mintは最近よく目にするかなりホットなディストリビューションです。なんとなく名前の響きが軽そう…ということで試して見ることとしました。MintはUbuntuもしくはDebianをベースとしています。今回はUbuntuベースのMint 15をインストールしてみました。最新版は16ですが、16はブート途中で止まってしまうので15を選びました。Ubuntuでもそういうことがたまにあります。どうも、BL100/RでUbuntu 12.04以降で提供されいてるカーネルだとうまく起動できないみたいです。

インストール方法は簡単です。

まず、Linux Mint 15を落とします。Torrentが利用可能であればTorrentが一番早いと思います。いくつか種類がありますが、Xfceが一番メモリ使用量が少ないみたいなので、これにしました。

DVDドライブがあるPCならDVDに焼きますが、ない場合はUSBメモリからインストーラをブートさせます。LinuxLive USB Creatorというソフトでダウンロードしたisoイメージを焼きます。ちなみに、類似のソフトはいくつかあるのですが、最新のディストリビューションでは動かないものが数多いです。このソフトは最新のディストリビューションにも対応してるみたいなので良さげです。

で、USB/DVDメディアから起動すれば、あとは画面に従えば簡単にインストールできます。説明する必要すらないでしょう。既存のデータをすべて消してインストールするのも、Windowsとデュアルブートするのもボタンひとつで簡単に設定できます。

起動後、インストール時に選んだ言語が標準で表示されますが、日本語入力ができません。日本語入力をするためにanthyもしくはmozcを入れましょう。私はmozcが好きなのでmozcを入れます。ターミナルから

$ sudo apt-get install ibus-mozc

と打てば、mozcとibus(言語入力バーみたいなもの)が一気に入るはずです。

free

起動直後で空きメモリを見ると、なんと、164MBしか使っていません。XPよりもメモリ使用量が少ないです。以下にスクリーンショットをいくつか載せてみます。

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Libre OfficeのCalc(表計算)を起動してみたら、だいたい15秒くらいでした。たぶんこのスペックでXPを起動してExcelを起動したらもっとかかると思います。そして、Calcを立ち上げたまま色々操作しても全くもたつきを感じさせません。

少なくとも私が今まで使ってLinuxデスクトップ環境の中では最もサクサク動き、見た目もそれほどダサくないと思います。

ちなみに、極限まで軽量な環境を求めるならば、Fluxbox, Enlightenmentなどの軽量ウィンドウマネージャを使う環境が良いと思います。

Bodhi Linuxというものが、標準でEnlightenmentを使っていて、綺麗なデスクトップがすばらしい!などと評判のようですが、Enlightenment自体がカスタマイズ性が高すぎて取っ付きにくく、Windowsの操作感からはかけ離れているのであまり一般向けにおすすめできるようなもんではないでしょう。

また、Chrome OS(chromium os)も気になるところではありますが、ユーザーコミュニティがそれほど活発でなく、問題が発生した場合に対処できないとか、ちゃんとデバイスドライバが入ってて動くのかとかそのあたりが疑問です。さらに、Chromeしか動かないという仕様もちょっと不満です。今時ブラウザさえ動けばだいたい事足りるとは言っても、もうちょっと高度なことをやりたいという場合もあるでしょう。たとえば、imageMagickで画像を一括リサイズするとか。簡単なシェルスクリプトを書くとか。新しいプログラミング言語の勉強をしてみるとか。

その点、Linux Mintは十分軽量ですし、今のところ、私はLinux Mint Xfceがネットブックには最も適していると思っています。

2件のコメント

  1. あおしま より:

    はじめまして。私もBL100/SAが転がり込んできまして、
    ここを見て面白そうだと思い、Linux mintを入れてみました。
    Linux mint 17を起動してみましたが、起動中に止まりまして、
    おそらくGMA950とかATOMに絡むものだろうと思い調べました
    ところ、起動時に
    acpi_backlight = vendor
    というカーネルオプションを付け加えると良いようです。
    参照:http://blog.campodoro.org/?p=2255
    grubの起動オプションに追加してあげるとうまく通りました。
    以上です。

    1. withpop より:

      コメントありがとうございます!なるほど!
      確かに、以前UbuntuをBL100で運用していたところbacklightのinitial brightness valueがチップセットのバグが何かでうまく設定できないなどというログがdmesgで残っていたのを見た記憶があります。それに何か絡んでいるのかもしれないですね。

      …と思いつつ参照元記事を見ると、そのメッセージがずばり出ていましたね。
      長年の疑問が解決しました。ありがとうございます!

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