人工計算か精鋭か

プログラマ業界の二分化
http://d.hatena.ne.jp/nowokay/20140310

私が常々思っているのは上記のようなこと。すなわち、プログラマを人工(にんく)計算で投入するような会社にずっといてもしょーもないよね。ということ。

しょーもないというのは何か、と問われるとまあうまく説明できないし、説明する気もないのでしょーもないと言っている。いや、でも、それだと記事にならないので面倒だしうまく説明できる気がしないけど、ちょっと頑張ってみるよ。

つまり、別に人工計算で人員を投入するプロジェクトすべてがダメなわけではないのだけど、多くのソフトウェア開発プロジェクトの場合、人工計算で「このプロジェクトの予算はこういう感じになっておりますので、X人月の人員が必要でござあすよ」というやり方で進めてたら失敗すると思う。だからまず、人工計算が適しているという裏付けなしでそういうどんぶり勘定的な運営方針を採用しているという点がまずしょーもない。

第二に、私は日ごろ常々クリエイティブな仕事をしたいと考えているのであって、まあ、そのために勉強したり、難しくて新しい種々の概念を理解するよう努めたりしているのだけど、そういう人工計算するようなプロジェクト、つまり、この大きさのピラミッドを作るにはこのくらいの人員がこのくらいの期間必要でござあすな。という、どんぶりの中の米一粒として働くのが嫌だなあ。というわがままな気持ちがしょーもないと思わせている。でも誰だってかつ丼で言えばカツ本体とか、頂点に乗っかってる三つ葉とか、半熟のたまごとかになりたいのであって、埋もれてる米も必要かつ重要なのはわかるけど、進んで埋もれる米になりたいとは思わないよねー、って感じ。

じゃあどういうふうにすればしょーもなくないのかというと、前に何かの記事で書いたように、知識を必要とするような職場。労働時間で稼ぐのではなく、頭を使って効率的にぱぱっと仕事を仕上げて利益を上げることにたいして重きを置くような職場。そういう職場で仕事したいよねー、と思う。

冒頭に挙げた記事の言葉を引用させていただくと、「労働集約型の業界と、知識集約型の業界」のうち、知識集約型のほうで働きたい、と言えるよね。

でも、これも冒頭の記事にある通り、知識集約型のやり方で成功しているのはGREEとかDeNAとかをはじめとするモバイルゲームの一部の開発会社に集中するのである。私はゲームは好きだけど、それはHearts of Iron, Civilizationなどといったややマニアックな部類に限られるのであり、正直、最近のモバイルゲームなんかは「なんかかわいい女の子のイラスト乗せれば売れるって算段なんでしょ。絵師にはまともに金払わんのでしょ。で、同人とか書いてた女の子が泣くんでしょ。そういう涙の上に成り立っとるんでしょ。ちなみに書いてる女の子は自分の書く絵の女の子ほどは可愛くはないんでしょ」みたいな偏見もあるのであって、そういうなめた考えかつ方々から怒られそうな考えを持った人間が「僕にもモバイルゲームを作らせてください!!」とか言っても「うるせえ、帰れ」とか言われるのは目に見えるのであって、ううむ、そういうことになったらむかつくなあ、腹立つなあ、腹立つんだったらカツ丼くって寝てたほうがましだなあ。というダメ人間な方向に落ち着くのである。

じゃあその他の面白そうなベンチャーはどうか、と調べてみると、精鋭がそろってそうな先進的な会社は、「データマイニング/Hadoopの2年以上の実務経験」などという、今の職場にいたら絶対に機会がなさそうな経歴を求めており、中には「博士課程修了かつ学会誌に継続的に論文を投稿してる」なんてのが要件になるところもあって、ええっ、まじかよ。いろんな意味で信じられねえ。と思った。

いや、中には「これから一緒に頑張っていこうぜ!」みたいなベンチャーもあることにはあるのだけど、年収を見ると今よりもX百万単位で下がってしまうのでとてもじゃないけど行けない。いや、その会社が将来すごく成長して給料もうなぎ上りになる、そういう可能性も無いわけじゃないけど、別に人生をそういう博打にしなくてもいいと思う。そういうベンチャー株を100万分買っとくかどうか、ということを考えただけでも脂汗が出る。

結局転職するというのはある種博打であって、今は恵まれた環境にあるという考えに落ち着く。けど数日したら、いや、やっぱり、30歳になるまえにもうちょっと成長できる職場に転職したほうが・・・という考えになってくる。繰り返し。

今の年収と同じくらいで、勤務地が新宿で、ニューラルネットとかScalaとかHaskellとかできる会社って無いすかね。無いか。