金儲けの手段を考える

一般に、金儲けすることはがめついとか、浅ましいとかいう意見が聞かれるが、そんなことはない。金があって困ることはない。

たまに、宝くじなどに当たるなどをして、一夜にして大金を得た人が、堕落したり、人の闇を知ったりして、心を病んでいく。やっぱりお金なんて、必要なぶんだけあればいいんだ。などという、ありがたい体験談を聞かせられる。しかしそれは、こう言っちゃ悪いが、ただのパンピーが、労せず大金を得てしまったがゆえに、金の使い方を知らず、結果としてだめになる。というパターンであると思う。

労して金を儲けたのであれば、その金を得るためにいかなる犠牲を払ったか、が自分でよくわかるので、前述のようにはならないはずだ。ともかく、金持ちならば心を病むという命題は、どう考えても偽である。金があったらあっただけ裕福な生活を遅れる。それが資本主義社会である。

どうしたらいいか

楽して暮らしたい。寝てても金が入ってくる生活がいい。多くの人がそう思うだろう。でも、寝てても金が入ってくるというのは、資産(多くの場合は不動産)を持っている人だけができることである。そして、このような資産というのは、一代でこしらえるのには多大な苦労とか、運とかが要る。つまり、金持ちは金持ちだから金持ちである、とも言えるかもしれない。

金を稼ぎたい。でも金持ちは金持ちだから金持ちである。金持ちでないサラリーマンは月給で家族を養い、学資保険とかに入っとれ。お前はリッチ層にふさわしくないね。というのではあまりにも夢が無いため、多少は夢のある、現実的なお話をしたいと思う。

ちなみに、私はソフト屋なので、そういう方面の考察が主となるが、人にはそれぞれ得手不得手というのがあるため、その人にあったやり方というのがきっとあると思う。

1.定期預金

預金をある一定の期間預け続けることで、ほぼノーリスクで、普通預金よりは高い利息がつく。年利は0.4%程度が多い。たとえば、500万を10年預けたら20万。年間2万くらいは稼ぐ計算になる。はっきり言って、やらないよりはやったほうがマシというレベルだと思う。

2.学資保険、生命保険

月々一定のお金を支払って、年利を得るという方法。万が一の場合の保障もある。だいたい、10年後に払戻率115%!などという書き方をしている。年利にすると0.7~0.8%くらいだった。

保険のいいところは、保険料控除が使えるという点。ちょっと計算が面倒なのだが、たとえば新制度の生命保険で年間8万円以上支払っていると、住民税が2.8万、所得税が4万の控除になる。計6.8万の控除だ。これに税額20%をかけると、1.8万円になる。たとえば、10年間で合計100万円を積立て、利子がついて115万になり、さらに10年間現行制度がずっと続いて18万円分のお金が浮いたとすると、得られたお金は年間3.3万円となる。

年間3.3万円を高いと見るか安いと見るか、人それぞれだろうが、私はやってもやらなくても大差ないレベルだと思う。それよりも、本来の保険としての目的で加入すべきであろう。

3.香港や豪州の銀行にお金を預ける

よく、香港の銀行にお金を預けるとかいう話を聞く。どうも、利率がかなりいいらしい。調べてみると、HSBC(香港上海銀行)でAUDの12ヶ月が0.75%であった。嘘だろ。全然高く無いじゃん。がっかりだ。しかし、4年前くらいの知恵袋ログなどを見ると、3~4%という記述があった。昔は相当高かったのだろう。現在は、窓口の口座として使うメリットくらいしかないんじゃなかろうか。

4.低リスクの金融商品を使う

元本保証を諦めれば、もう少し高い利回りを得ることができる。たとえば、国際や車載を金融商品化したものがいくつかあり、0.7~1%ちょっとくらいの利率である。

5.中~高リスクの金融商品を使う

もう少しリスクを取ってみると、利率はもっと上がる。例えば不動産投資信託(REIT)とか、新興国ファンドとか。新興国ファンドの利率を調べてみると、なんと6ヶ月で+9%などという数字もあった。500万円を半年預けたら50万近いのリターンがある。これはかなり魅力だ。魅力だが、6ヶ月で-9%かもしれない。そしたら半年間で大切な50万がぶっ飛ぶという可能性もある。

1~5の手法は、任せっきりの金稼ぎ手法にあたる。信じて託すのが「信託」である。5.からは自分の判断と責任で稼ぐ手法になる。

6.FXでレバレッジ取引をする

FXでニートが億万長者になったというのはよく聞く話である。なぜそのようなことが可能なのか。それはレバレッジ取引というやつがあるからだ。レバレッジ(leverage)とはテコの作用である。自分の資本だけでなく、他人の資本を使うことで、元銭の何倍ものお金を動かすことが出来る。数十倍のオーダーでの注文も可能だ。

例えば、元手が10万でも、100万単位のお金を動かすことができる。つまり、10万のお金を運用するのに比べて利益が数十倍になる。ただし、当然ながら、損益も数十倍になる。判断をミスすると容易に自己破産へまっしぐらだ。経済と金融についての深い知識が無いならば、単なる博打だと私は思っている。

7.株取引をする

FXは博打に近いが、株取引は投資である。成長が見込める企業を見つけ出し、先行投資し、成長後に利益を得る。FXに比べればずっと健全だと思っている。株の売買に関する知識を身に付けることは、経済、金融、社会情勢に対する勉強にもなるだろう。すると、自分の視野がもっと広がるという利点もある。

株取引にも色々有るが、たとえばデイトレはサラリーマンが副業するのには向かない。なので、長期投資ということになる。

6、7は自分の判断と責任で金を稼ぐ方法であったが、基本的には資産運用の範疇だった。以降は完全に自分の手を動かして金を稼ぐ方法である。

8.ブログを書き広告収入を得る

これはいまのところ、かなり有望だと思っている。私がこれまで得た経験から判断すると、どんな人でも、月間1万円程度は稼げるのではないかと思う。自分に何か得意分野があり、それを活かしたアクセスアップが可能な人であれば、月3万は堅いだろう。そこから先は、今の私にはちょっと見えてこないが、月間何十万と稼いでる人も居ないわけではない。

その堅いライン、3万であったとしても、年間36万円も稼ぐことになる。これは、元手なし、リスクほぼなし、という事を考えると、なかなかすごい金額であると思う。

9.スマホアプリを制作して販売する・広告収入を得る

これもかなり有望だと思っている。ヒットアプリを生み出して、100万近くの収入を得た人の体験談を読んだ。私がヒットアプリを作れるかどうかはさておき、7.の実体験を考えるとこれもまた悪くない額を稼げるのではないかと思う。

10.電子書籍を出版して売る

調べてみたら、Google Play Books(書籍)などで電子書籍を売るというのもなかなか簡単に出来るらしい。私は長年、小説を書き続けている(なかなか進まない)が、これも売ってみたら案外売れるかもしれない。

11.エビや水草を養殖して売る

観賞用の小さい淡水のエビや、水草を繁殖させて売るのもかなり儲かると聞いた。ただ、発送という面倒な手続きがあるため、サラリーマンの副業としては向かないかもしれない。

ここまでは手を動かして金を稼ぐ項目であった。次からは、金を稼ぐというか、「節約する」に近い話になる。

12.家を買う

家を買うと得をすることがある。ちなみに私の場合は、アパートに住んでいた時よりも1ヶ月あたりの住居費が3.5万円も安くなっている。さらに、高気密高断熱住宅を建てたことにより、月間の光熱費も若干ではあるが削減されている。

3.5万円のからくりはというと、まず、そもそも月のローン支払いを現状よりも-1万円になるところに設定したところにある。銀行やハウスメーカーからは、あなたの年収ならもっと融資できると言われたが、そういう策略に載ってはいけない。身の丈にあった家にしなければならない。で、あとの2.5万円は何かというと、住宅ローン控除分である。住宅ローン控除は現行制度だと10年続く。

太陽光パネルの搭載も効果的だ。今の太陽光パネルは効率が上がり、少ない面積でも7~8kWの容量のパネルが搭載できる。大体初期投資の回収に10年くらいかかるので、ちょうど住宅ローン控除が終わったあたりから利益が出てくる計算になる。

私の場合は一条工務店で建てたのだが、一条工務店には夢発電といって初期費用無しで太陽光パネルを搭載し、売電分で太陽光パネル分のローンを支払うという仕組みがある。これで、シミュレーション上だと8年くらいで太陽光パネルの初期投資がペイできるので、そこから黙っていても利益が発生する。

また、中古住宅も魅力的だ。家の資産価値は線形に落ちていくのではなく、最初と最後が急な勾配になる。なので、その中間、なかなか資産価値が減らないところで住み続け、一気に下落する前に売ると、その間の住居費は安くて済む。

その他、賃貸併用住宅というのも最近は流行っているが、どのくらい得なのか、得じゃないのか、ちょっと良くわからない。なんとなく、高い家を買わすためのハウスメーカーの策略であるような気がして、ちゃんと調べたことがない。

13.結婚をする

結婚をして共働きで稼ぐというのも結構得をする。なぜならば、住居、家電、家具など、様々なものを共用できるからである。食事代も工夫すれば一人暮らしよりも減らせるだろう。

たまに、ネット上で、結婚したほうが金がかかる。女なんて、デートだ、プレゼントだ、なんじゃかんじゃと金がかかる。1人で居たほうがマシだ。という意見を聞くことがある。いかにも子供っぽい意見であると思う。デートだ、プレゼントだ、などと、そんな小銭をいちいち計算して、みみっちいと思わないのだろうか。

女に金をかけるのが嫌ならば、金がかからない女を見つけてくればいいのである。常識的に考えて、今の時代、若者はみんな金が無いのだから、浪費家なんてほとんど居ないのである。大多数が倹約家なのである。だから倹約家の女を探すのはそれほど難しいことではないのである。それすら出来ないのは、対人スキルが無いからなのである。

14.弁当を作る

先ほど、小銭をいちいち計算してみみっちいという話をしたが、弁当を作るというのはみみっちくないのかどうかという気もする。しかし、これは毎日のことなので、かなり効いてくる。

たとえば、毎日昼食に400円かけていたとする。それに対し、200円分の弁当を作って200円節約したとする。(弁当を作ったことがない人にはわからないかもしれないが、200円の手製弁当というのは結構ゴージャスである)

すると、20日出勤として、4000円の節約となる。これを1年間続ければ48000円、10年間で48万円にもなる。0.6%金利の定期預金で100万円を10年預けても6万ぽっちしか利子がつかないのである。定期預金をするくらいなら、頑張って弁当作ったほうがはるかにマシである。

15.タバコをやめる

喫煙者には申し訳ないが、タバコは百害あって一利なしである。即辞めるべきだ。私もかつては喫煙者であったが、たばこをやめてからは彼女が出来て身長も10cmくらい伸びました!って感じだ。伸びてないけど。

タバコは高い。喫煙所も最近はどんどんなくなっている。臭い。女の子に嫌われる。健康にも悪い。

410円のタバコを1日一箱吸ったら、一ヶ月に1万2千円にもなるのである。10年間で147万円だ。「あなたがタバコを吸ってなければベンツくらい買えたんですよ」というコピペがある。147万じゃ中古で程度も良くないベンツしか買えないが、でっかいバイクくらいなら免許取得費用込で買えるだろう。

まとめ

元本が保証されていて、かつ、高利回りの金融商品なんてありえない。すでに数千~億という運用資産があるのであれば、たとえば1%以下の低リスク低利率な手法でそれなりの額を稼ぐことはできる。

しかし、運用資産がせいぜい数百万という単位では、年利数%のハイリスクな金融商品を使ったとしても、得られる金額は、良くて10万、20万というレベルであるので全然お話にならない。

これまでいくつも儲ける手段を考察したが、金を運用するタイプの手法は、元銭が少ないと、時間がかかる割に利益が少ないのである。つまり、金がない人はやはり手を動かして稼がねば、金は得られないのである。で、実際に手を動かして金を稼ぐ方法をいくつか述べた。

サラリーマンが副業で稼ぐ現実的な方法は幾つもある。目標を決めてみんなで副業しましょう。会社にばれないように。

補足

こういう話を書くと、必ず寄ってくるのが「あなたが思っているほど金を稼ぐのは簡単ではないのです。電子書籍やアプリを売って安易に金を得るなどと言わないほうがいいでしょう。大体、継続して品質保証出来るのでしょうか・・・(キリッ」とか偉そうにYahoo!知恵袋に書いていそうなアホである。

資本主義の世界では、誰もが、自由にビジネスを展開できる。電子書籍であれ、アプリであれ、ダメなものは市場原理で淘汰されるだけである。ビジネスをしちゃだめ、と考える理由がさっぱりわからない。たぶん、根底に冒頭に書いたような、「金儲けは汚い」あるいは、「金儲けてる奴は妬ましい」という心理があるのだろう。

はっきりと言わせてもらうと、そういう考えこそひねくれていて、経済活動を鈍化させる、害悪な考え方だと思う。向上心、上昇志向のある人は、そういうくだらない意見を聞かず、どんどん走り回れば良いと思う。ビジネスなんて10個やって1個ものになればラッキー、みたいなもんである。