就職活動日記 9月~11月

数年前、就職活動していた時の記録があったな、と思い出し、ここに復元することとした。当時書いたことに加え、仕事を4年位継続したあと、振り返ってみてどうだったかも併記して、再度掲載してみたい。

ちなみに、2009年4月入社。

2008年8月~9月

リクナビの登録

9月ころにリクナビに登録する。新入社員がようやく慣れてきたような時期に再来年の学生に向けた情報を配信するなど狂っている。どれだけ早く新卒を採れば気が済むのだ。と、思う。いろんな会社を見て回る。が、9月の段階だとまだまだ少ない。本格的に掲載がスタートするのは11月ごろのよう。業界によっても早さに差がある。

11月に合同説明会が某市であり、大学からは無料送迎バスがでるとのことなので参加することにする。大学からの送迎バス、という響きが田舎くさくて泣ける。参加するためにはリクルートスーツと革靴が必要だが、幸い塾講師のアルバイトをしていたので、2着のスーツとある程度のシャツと安い革靴がある。バッグは無いが、まあ普通のバッグでいいや。と思う。

後述:
思い返すと、この塾講師のバイトが就職の選択に大きく影響していたと思います。この塾はとっても小さい塾で、独裁的で正確の悪い講師が他のバイト講師をあからさまにいじめていました。これを見て、クソが要職についた時に排除するだけの機構を有するくらいの、大きい組織に入るべきだな、と思いました。が、大きすぎると今度はこの自浄作用が逆に働かなくなる場合もあるということも働いてみてわかりました。

合同説明会

11月になり、合同説明会に向かう。自分と同じく、まだバッグまで買いそろえている人は少なかった。大学生らしい普通のバッグ。このときに説明を聞いたのは、電機メーカーA、電機メーカーA子会社、電機メーカーB、大手通信A、カーエレクトロニクスA。電機メーカーAは、イメージと違った。コンシューマ向け製品のイメージしかなかったが、実に色々なことをやっているようだった。 というか、いろんな事をやりすぎていて意味が分からなかった。待遇や福利厚生はさすが本社だと思った。

電機メーカーBは、先進的な会社だった。様々な制度があり、外資の会社みたいだった。・・・と書けば、大体何の会社かは分かってしまうかもしれない。が、やっぱり何をやっているのかはよく分からなかった。待遇は良さそうだった。説明もわかりやすかった。

電機メーカーA子会社は、説明してくれた社員の対応がやたら悪かった。質問もかなり嫌々答えていた。だるそうだった。相当印象は悪い。が、パンフレットだけは秀逸。是非とも入りたくなるようなものだった。待遇は、やはり本社よりは悪そうな印象を受けた。

大手通信Aの説明を聞きたかったが、超満員で入れなかった。とりあえず人気だということだけ分かった。カーエレAも、説明をちゃんと聞けたわけでは無かったのでよく分からなかったが、なんとなく良さそうだった。社員の人の対応がよかった。

時間があまったので、興味のない企業も聞いてみた。 玩具メーカーAは、よく分からなかった。社員の方が、「私が学生の時はもう本当に就活が大変で・・・」とか話してたけれども、ためになる話はひとつもなかった。会社の宣伝では、なんだか妙な美談ばかりを話し、仕舞いには、「我々の製品を中国で販売した。感動した。オレ、ガンバッタ」「お母さんが札を握りしめて子供のためにキャラクターTシャツを買った。感動した」とかエセプロジェクトXみたいなムービーを見せられ、ひどく困惑したが、「俺、ちょっと泣いちゃったよ」「あたしなんだかすごいやる気がでたわ」とかいう意見も聞かれた。しょうもない。企業は本質的に良いことしか言わない、ということが実際に体験できてよかった。
消費者金融Aは、説明から超体育会系だった。まるで新入社員を説教するかのような説明会で、困った。 「今ー!ニュースで色々と騒がれてますがぁ!私共はぁ!お客様の信頼を回復するためにぃ!」とか声を張り上げていました。僕には向いてないと思った。

帰りのバスでは、すでに禿げが進行しつつある学生が、なんだか熱心に、良い会社とは何か、を友達に対して説いていた。 「俺、商社に勤めたいね。伊藤忠とか。年商XXX億だぜ。巨大な金をうごかしてえ」「やっぱこれからは技術だよな。日本が世界に誇る技術を高めていかないとな。絶対メーカーに就職するね」「大企業はやっぱり待遇がいいね。大企業がいいね」「小さい会社じゃないと昇進は遅いじゃん?名前に釣られて、若いうちから大企業に行くやつはアホ」 とか言ってた。まさに矛盾。しょうもない。

後述:
会社にはそれぞれの文化があります。Trompenaars' four diversity culturesというのがあって、4つのダイバシティというのが、Incubator、Guided Missile、Family、Eiffel Towerです。詳細はリンク先を参照。

同じ会社に入っても、組織(部課)が変わると性格ががらりと変わります。これは、実際に働いてみないとわからない部分も多いでしょう。名前や売上、業種や職種からこれを類推するのはとてもむずかしい。残念ながら、会社に入る前から、その会社の良し悪しを完全に把握するというのは諦めたほうが良さそうです。