VirtualBOXでWindowsマシンをP2Vするときの注意点という記事を書いたのは、自宅にある古いXPが邪魔だから。なので、P2Vして何処か別のところにマシンを移動したい。
ちなみに、いまどこにあるかというと、ウォークインクローゼットを開けると。
出た!こいつだ!
これを見た嫁さんが「あれ何?あそこにずっとパソコン置くの?あそこ通り道だよね?」とか怒り始めたので、何とかしたかったのだ。
昔、私が高校生だった時、世界史の先生がこういうことを言っていた。
女は2つに大別できる。飯を食わす女と掃除をする女だ。飯を食わす女は、部屋が汚かろうと、子供が泣き喚こうと、とにかく飯を作って家族に食わすのを優先する。掃除をする女は、とにかく掃除にこだわる。何よりもまず掃除を優先する。行動の基準を、「部屋が汚くなるか」「片付けしやすいか」で決定する。
私は、まあ、これについてどう思うかのコメントは差し控えるが、少なくともうちの嫁さんは飯を食わすタイプだと思ってたんだよなー。大学で付き合ってた時はそんな感じだと思ったんだけどなー。いつから掃除タイプに転向したんだろ。まあいいや。
で、このPCを片付ける。ただ片付けるのではおもしろみが無いので、中に入ってるXPを削除し、代わりにLinuxをインストールし、さらにVNCをインストールしてリモートアクセス出来るようにしよう。さらに、環境を整えて外部に公開するWebサーバにしよう。と、おもた。
だから、やった。まずはUbuntuのインストール。UNetBootinを使った。一番新しいUbuntuは対応していなかったみたいなので、ダウンロードした13.04のイメージを利用。
普通にインストール。悩むところはない。
インストールが終わったら、一通りアップグレード。その後、あの場所だと作業しにくいのでSSHをインストール。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ sudo apt-get dist-upgrade $ sudo apt-get install ssh
SSHでログインすると以下の様なメッセージが出てきた。
New release '13.10' available. Run 'do-release-upgrade' to upgrade to it.
で、そのようにすると以下のように出てきた。
このセッションはSSH上で実行されているようです。アップグレードをSSH越しに行うことは推奨されません。アップグレードに失敗した時の復元が困難になるからです。 続行する場合、追加のSSHデーモンをポート '1022' で起動します。 本当に作業を進めてよろしいですか?
別に良いよ。続行。
次にVNCサーバーをインストール。ただ、普通にインストールしてログインすると、GNOME(unitiy)が立ち上がるためのスクリプトが書かれてないので、コンソールが一つ立ち上がってる素っ気ない画面が出るだけである。あとで設定をいじるが、とりあえずやる。
$ vnc4server
とすると、パスワードを何にするか聞かれるので、適当に決めて入力。すると、解像度が1024x764で立ち上がると思う。任意の解像度で立ち上げるためには、-geometryを使う。毎回打つのは面倒なので、エイリアスを定義するとかしておけばよいだろう。
$ vncserver :1 -geometry 1680x1050
ここで、:1はディスプレイ番号。ディスプレイを分けて複数起動できるのである。で、WindowsでUltraVNCをインストールして、下記のようにディスプレイ番号を指定して開く。
灰色の背景に端末だけ起動してる素っ気ない画面が開く。Gnomeが起動していないからだ。Gnome(Unity)を起動するためには、一度VNCを終了させ、~/.vnc/xstartupを開く。
$ vncserver -kill :1 $ vi ~/.vnc/xstartup
そして、以下の様にx-terminal-emulatorとx-window-managerをコメントアウトし、gnome-sessionを書く。
#x-terminal-emulator -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" & #x-window-manager & gnome-session &
それでもう一度起動すると、ちゃんと出る・・・・はずがでない。なんかログを見てもエラーらしいエラーを吐かず、「ごめん、死んじゃった」的な事しか書いてない。色々調べると、Ubuntu 2Dがサポートされなくなったために、インストールされていないからだ、みたいな事が海外のサイトに書いてあった。ええええ?俺、Ubuntu 2Dが無くなってからもVNCでUnityを使ってた気がするんだけどなー。代わりにXfceとかLXDEとかをつかえとか書いてる。うーん。Xfceは嫌だな。
いいや、じゃあこの際Lubuntuにしちゃおう。ということで、Lubuntuインストール。
$ sudo apt-get install lubuntu-desktop
で、.vnc/xstartupで、gnome-sessionの代わりにstartlubuntuコマンドをたたくようにすれば…。あれ?ない。startlubuntuコマンドがない。なんか、startlubuntuコマンドも13.10から無くなったらしい。
lxsession -s Lubuntu -e LXDE &
を代わりに使えって、以下に書いてあったのでそうする。やってみる。マウスカーソルが×マークになったり、設定アプリケーションを起動したりすると固まるなど、ちょっとおかしい。
startlxde &
とすると、LXDEが立ち上がってそれなりに動く。設定から「ルックアンドフィールの設定」を選んで、いろんなテーマをlubuntuに設定してあげれば、見た目はlubutntuになる。こんな感じ。
ただ、マウスカーソルだけは一々「ルックアンドフィールの設定」を起動しないと×マークのままである。おそらく、何か起動していなければならないプロセスが起動していないからなのだろうけど、最近のubuntuはそこに起動スクリプトがあるのかさっぱり分からず、参考にできるような物がない。
最終的に、このマシンはウォークインクローゼットの上の棚に置いた。
ちなみにあの人形は守り神である。
このウォークインクローゼットの上のところは、ルーター、NAS、モデムなどがひしめきあっていてごちゃごちゃしている。また、各部屋へのLAN配線も通っている。さらに、現状ではフレッツテレビのアンテナ線も接続されているのでなおごちゃごちゃ。
こんどはここをどうにかしないとな。
こんにちは。lubuntu 13.04でsshとvncserverを入れるために、こちらのページを参考にさせて頂きました。とても役に立ちました。ありがとうございます。
マウスカーソルが「×」のままなのは私の環境でも全く一緒なのですが、気分以外に困ることはないのでこのまま使おうと思います。
こんにちは。お役に立ったのであれば幸いです。
マウスカーソルはXの起動スクリプトの何処かで設定しているらしい、と言うところまでは分かったのですが、解決するところまでは至っていません。
もし今後見つけたらまた書いてみようと思います。