娘が私立の幼稚園に行くかもしれない

掲題の通りなのであり、よくよく考えてみると、マジかよ、と思う。

これ、自分的に結構すごいことであり、なぜすごいかというと、俺、「私立」という響きになにか特別な感情を持ってしまう。具体的には、まあ、私立の学校卒の人がいたら申し訳ないんだけど、というか嫁さんが私立大卒なんだけど、私立にはあんまりいいイメージないんだよ。

なんか、私立というと、テレビゲームと勉強しかできない金持ちの子供が行くとこ、合コンサークルしかないとこ、バカが行くとこ、という印象しかない。一番最後の印象は、たぶん地方出身者しか理解できないだろう。地方だと、私立高校とかは公立高校に落ちた奴が行くところというイメージが強い。

いや、わかるよ。それが偏見で実際とは大きく違うってことは。でもそういう固着したイメージを拭い去るというのは簡単ではなくて、私立と聞くと「私立か・・・」って気分になる。昔、住宅展示場に行った時についた某HMの営業さんが、「早稲田の野球部出身です!」とか言っていて、嫁さんは「すごいすねー」とか、とりあえず凄いと言っとけ、程度には投げやりな調子で言っていたのだけど、私はそれすら反応できなかった。早稲田と聞いただけで、「私立か・・・」で思考停止する。

まあ、うちの場合、幼稚園だからいいものの、小学中学も私立になったら金がかかってしょうがない。はっきり言って、うちにそんな金は無いと思う。多分。私立の小中がいくら掛かるのかしらんけど。幼稚園は確か私立公立問わず年収で決まるんだっけ?

そういや、昔(3年前くらい)、職場の関西人のちょっと威圧感のある上司が、「子供のお受験に付き合わないといかんから明日は休む」とか言っていて、「はー、お受験ですか。すごいですね」と適当な相槌を打ったら、「お前、そういうふうに言ってるけど、すぐ我が身のことになるんやで」とか言っていた。いやー、うちは私立通わせるほどのもんでも・・・とか言ってたけど、幼稚園、私立に行くかもしれないじゃん。

ちなみに私は、幼稚園、小学、中学、高校、大学、大学院とすべて公立で、県民の税金をふんだんに使って勉強させてもらった後、いざ卒業したら東京に就職し、その後は一切出身県には税金を払わないという、親不孝者ならぬ県不孝者である。しかも、事あるたびに授業料の減免措置とか使った上に、その上さらに県で運営している奨学金をもらったりしているため、なおたちが悪いと思う。

これ、相手が行政なのであんまりイメージが湧かないけど、例えば親が小さい時に死んじゃって、親戚のおじさんがまるで我が息子であるかのように分け隔てなく育ててもらい、大学、大学院まで行かせてもらって、いざ稼ぎ頭となったら「マジありがとー、バイバイ」って去っていって二度と戻ってこないようなもんとほぼ同義であり、結構道徳的によろしくないんじゃないかという気がする。

しかしながら、地方にはあんまり良い仕事がない(特にソフト系は)ということもあり、どうしようもない。東京に家も買っちゃったし。というか、よくよく考えると、東京にいる地元の知り合いも、「地元大好き!」とかいう割に、特に地元に貢献するようなことをしていないので、まあ俺だけが責任感を感じるほどのもんでもないような気がする。

いや、よくよく考えると、県民の税金自体、その幾らかは私の父と母が払っていたのであって、払った分はサービスとして享受する権利があるはずだよなあ。と思ってきた。

例えるならば、その、親がない私を育ててくれた親戚のおじさんは、私が相続した私の親の財産を管理し、そこから私の養育費とか学校に行かせる金とかを払っていたのであって、しかも余った分はちゃんと着服して何か別のことに使っている、しかも就職して自立してからも私の取り分は返してくれない、という見方もできるのであって、なんだ、おじさん善人ぶってて結局金じゃねえか。というふうな気持ちになってきたよ。俺は。

そうだそうだ、払った税金分のサービスは受けて当然だわ。俺が批判される謂れはなにもないじゃん。なのでこれで万事オッケー、オッケーオッケー、何がオッケーかもわからないけど、とりあえずオッケー、といえば安心する。オッケー。オーライ。みんなハッピー。