一条工務店の家に住んでみて1週間

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床暖房の設定温度についての記事を書きました

※アクセス数が多いので書いてみました。こちらです。

一条工務店の家が建ち、引っ越してから1週間経ったので思うところを書いてみたいと思う。

そんなに暖かくない

一条工務店のi-cube、i-smartにおける一番の売りとは、高気密高断熱住宅であるということと、標準で全館床暖房がついてくるということの2点でしょう。ということは冬はめっちゃ暖かいと思われる、ということだ。

実際、展示場では「うちの家はめっちゃ暖かいんだぜ~」アピールをするために、冬場は床暖房の設定温度を結構上げているらしい。私が行った展示場では28度とか言ってた気がする。

しかしながら、この設定温度は暖かすぎだということを工事監督さんが言っていた。ベストな設定温度は家によって違うのでなんとも言えないのだけど、唯一アドバイスをするならば、「寒くないな」という温度で固定するのが良い、という事らしい。なぜならば、「暖かいな」と感じるくらいに室温を上げると、ちょっと動いた時とか、風呂あがりとかが暑く感じられるからだそうだ。

また、床暖房のコントロールパネル、って言うんだろうか。配管の分岐があって電磁弁がくっついてるのが見えるようになってるところ。あそこの蓋の裏側にも設定温度の目安が書いてある。また、引渡し時にもらう資料にも記載があって、「温度が22度前後、湿度が40%~60%」が良いと書いてあったと思う。

私はこの1週間、こまめに室内の温度と湿度を計測したが、だいたい室温が20~24℃、湿度が50~60%で保たれていた。外気温は、朝は10℃以下、昼は18℃といった感じだ。ちなみにこの外気温は天気予報から引用したものであって、直接測定したものではない。雪国出身の経験を生かし、体感温度計によって観測すると、なんとなく朝は6~7℃であるような気がする。

にもかかわらず、冷え込んだ朝でも室内は上記の温度で保たれているというのは、やっぱ優秀でしょう。まあ、床暖房つけっぱなしなので当たり前っちゃ当たり前なんだけど、実際、床暖房のヒートポンプはほとんど動いてない気がする。根拠は後述する太陽光発電の端末情報から。

でも、冒頭に書いたとおり、暖かくはない。風邪を引いているので、むしろ寒いくらいだ。

暖房設定は、深夜時間帯は28℃設定、昼は27℃とか26℃とかにしている。こういう細かい設定をタイマーで設定できるのでとても良いと思う。深夜時間帯に高い温度にしているのは、夜間電力を利用して熱をある程度貯めこんでおきたいという目論見があるからだ。でも28℃設定でもそんなに効果が感じられないので、もうちょっと上げても良いかもしれない。

太陽光すげえ

太陽光がすげえ。冬場でも設備容量に近いくらい発電してくれる時がある。ざっと計算しても、月間の売電料が2万は行くだろうという数値だ。

太陽光パネルのイニシャルコストは10年で回収する予定になっている。ちなみにイニシャルコストは一条工務店のグループ会社である日本産業が支払い、ユーザーが売電で得た金によって月々の返済を行うというシステムだ。だから月間の売電したお金を自由に使えるわけではない。が、太陽光パネル寿命の30年間で、数百万単位のお金が得られるのであるから、これはいい投資だと思う。

予想外のメリットとして、太陽光発電用のリモコンからいろんな情報を得ることができた。これは壁に設置されたインターホンみたいなパネルで、カラー液晶がついている。ざっと見た感じ、時・日・月単位の発電量、売電量、買電量、料金換算、現在の使用電力、発電電力、買電電力が見れる。また、発電と消費の収支がプラスになっているかマイナスになっているか、ランプの色で判別できるようになっている。

これらはすごく便利だ。HEMSとか今流行っているが、これを簡易HEMSとして使えると思う。違いとしては、HEMSでは、冷蔵庫とか電子レンジとか機器ごとに使用電力量などの統計がとれたと思うんだけど、太陽光発電用のリモコンではできない。が、別に機器ごとの細かいデータまでは要らん。得たとしても応用できない。できないというかそこまでする気力がわかない。

ちなみに、HEMSを導入してもHEMS対応の家電を揃えないと意味がなく、HEMSを使用するために家電一式をリプレースするのは本来の目的から大きく離れて本末転倒と言えるので、私はHEMS導入には興味がなかった。太陽光発電用のリモコンから得られる情報だけで十分。コンセントに刺すタイプの電力計も持ってるので、必要な場合はこれを利用すれば困らない。

IHキッチンが微妙

これは予想していたことだけど、IHが使いづらい。ガスとは全然違う火の通り方だ。まあこれは慣れの問題だから仕方ないといえば仕方ない。ちなみに、ガスコンロの導入も可能であるが、選択しなかった。オール電化という響きが好きだから。以上。

鍵をかけるのが面倒くさい

以前も書いたが、私は家の鍵をかけるということをしたことが殆ど無い。

実家は田舎なので家に鍵をかけるという習慣自体がないし、今まで入ったアパート・マンションのほとんどが暗証番号方式だった。たった1年間だけ、鍵を使うタイプのマンションに入居したことがあるが、それっきりだ。

一条でも指紋認証や暗証番号方式のドアにするというオプションは選択できた。が、ちょっと値段が高かった気がするのと、電気を使うタイプだとバッテリ切れが心配ということがある。すべての商品がそうかはわからないが、私が入ったことのあるアパートの暗証番号方式のドアは、すべて電池で動いていて、何年かごとに管理会社が電池を交換しに来ていた。

また、暗証番号方式では単純にセキュリティ的に問題があると言える。

暗証番号を押すところを見られたら終わりだし、子供に暗証番号を覚えさせて管理させるというのもリスクが有る。ボタン位置が固定だったら、皮脂の付着具合とか、ボタンのすり減り具合から暗証番号を推測されるかもしれない。あとは暗証番号カバーに特殊な透明塗料を付着させておいて、カバーを開けるときに指に付着させ、最終的にボタンに塗料を付着させるとか。で、後で紫外線を照射すると透明だった塗料が見えるとか。あんまり詳しくないけどそういうことができるかもしれない。

じゃあ、番号位置が毎回変わるようなタイプだったならば、セキュリティ的にはずっと安全になるのかもしれないが、今度は入力が面倒になる。5桁くらいの番号を目で探しながらボタンを押している時間で、鍵をさして回すことができるんじゃないか、って気がする。

そういうことを考えると、鍵方式がいいんでない?という気になってくる。金がかからんし。ということで、我が家は鍵方式になった。が、やっぱり当然のごとく、ボタン固定式の暗証番号方式と比べると面倒である。が、なれるまでの辛抱。

結露

窓が結露するとなんにもいいことがない。カーテンが濡れる。窓が汚れる。カビが生える。

一条の窓は樹脂サッシ+アルゴンガス注入2重窓ガラスなので、断熱性が結構高く、断熱性が高いということは結露しにくいということである。事実、結露しにくい。

が、結露しにくい、のであって、実際は結露してる。ハニカムシェードをぴったり下ろすとちょっと結露するようだ。ハニカムシェードを少し開けておくと結露しない。

こないだ、ちょっと違和感を覚える現象を見かけた。

朝、会社に行く時に近所の家の窓を見ると、うちの窓だけ、外側が結露している。今までに数回見た。外側の結露なので、別に困ることはないのだけど、なぜこうなるのだろう。一条の窓ガラスは結露しないんとちゃうんか、って言う人もいるかもしれない。よって、ちょっと考えてみたい。

結露というのは、冷たい物体表面近傍の空気が局所的に冷やされ、気温の低下と伴い飽和水蒸気量も低下することで、水蒸気として存在できなくなった水分が液体の水となる現象である。つまり、結露が発生する物体が露点以下に達するまで十分に冷やされているということが必要だ。

すると、私の家の窓は他の家の窓よりも冷たいということになる。なぜ冷たいのだろうか。これはすなわち、窓ガラスの断熱性が高いことが影響していると思われる。普通、屋外よりも屋内のほうが温かい。さらに、屋内の方が屋外よりも湿度が高い。これを踏まえて断熱性の低い窓と高い窓の違いを考えてみる。

断熱性が低い窓というのは、内側から窓ガラスを触っても、外側から窓ガラスを触っても、どちらも温かいはずである。内側から窓ガラスを触っても温かいのは当然である。外側から窓ガラスを触って温かいのは、室内の熱を屋外に放出しているからだ。屋内よりも屋外が暖かければ、逆になる。言い換えると、断熱性が低いということは、中も外も同じ温度になるような方向に熱が移動するということだ。

したがって、最近のように寒い朝は、外側の窓表面が外気温に比べて温かいので、窓ガラスは結露しない。ただし、温かいと言っても、室内側が結露する程度には冷たくなる。だから普通のガラス窓は中が結露し、外が結露しない。(もしくは、そのような温度にたまたまなっていた)

これに対して、断熱性が高い窓というのは、冬場は、屋内側を触ると暖かく、外側を触ると冷たいはずである。と、なるとどうであろうか。屋内側は冷たくならないので結露しない。屋外側は放射によって熱が逃げ、冷たくなり、結露する。

と、以上のような仕組みで、一条の窓だけが朝方、外側が結露するというふうになってるんじゃないかな。

近くにスウェーデンハウスで建てた家があるが、この理論が正しければスウェーデンハウスの家も窓の外側が結露しているはずである。スウェーデンハウスの窓も断熱性が高いからだ。こんどこっそり見てみようと思う。

食器洗浄乾燥機がマジ半端ねー

食器洗浄乾燥機がマジですげー。マジパネェ。洗濯機、冷蔵庫、カラーテレビ、クーラーに続く家電の革命だと思う。

私は最初、食器洗浄機のパワーを訝しんでいた。だって、あれ、下からブシャーって水噴射してるだけだろ。そしたら、折り重なっている食器には必ず死角になるところが出るはずであって、そういうところは汚れが落ちないに違いないのだ。

でも、かなり適当に食器を配置しても、完璧に汚れが落ちている。どうなってんだ?

食器を洗うという作業は面倒でしかも手の荒れるのであって、これをやらなくていいというのはなかなか素晴らしいことだと思う。

ただ、食洗機の電気代はちょっと気がかりだ。タイマー機能を使って夜間電力で動かすようにしているが、どれくらいかかってるんだろう。あとで調べてみてもいいかもしれない。

欲を言えば、もう1ランクでかいサイズの食洗機であってもよかったかな?とは思う。もう一段でかければ、家族3人が1日で使う食器すべてを洗えると思う。ただし、そうすると場所もとるし電気代もかかるので、いささかオーバースペックである感は否めない。このあたりがバランスのとれているところかもしれない。

ゼロエネルギーハウス

ゼロエネルギーハウスという言葉があって、大雑把に説明すると、家で生み出すエネルギーが消費するエネルギーと同等以上である状態を実現可能な家、みたいな定義だったと思う。

じゃあエネルギーって具体的になんやねん、食料を買い込んで、人間が食って、アミノ酸に分解されて、ATPとしてミトコンドリア内で産出されたエネルギーが燃焼するときに出る熱が家屋の中の気温を上昇させるのもエネルギーにはいるんかい、と言われると、まあそこまでは計算していないとは思うが、厳密な定義は俺も知らん。というか、ゼロエネルギーハウスという言葉自体、ビジネス上のバズワードであるような気がするので、そもそも厳密な定義なぞ無いのかもしれない。

今のところ、うちの家はゼロエネルギーを大きく上回ってプラスエネルギーハウスになっている。なぜそんなことが言えるかというと、うちはオール電化で太陽光パネルがついてるから計算が簡単にできるのだ。前述の太陽光発電システムのリモコンを見ればすぐわかる。見ると、明らかに太陽光発電量が消費電力量を上回っている。こいつはすげえ。

パッシブハウス、ゼロエネルギーハウスなんてのは、日本ではランニングコストで回収できる以上のイニシャルコストをかけないと実現できないと勝手に思っていたが、一条の標準仕様の家でもかなりいい感じのところまで行けるんじゃない?って気がする。

年間通してエネルギー収支がプラスになるかどうかは今後のお楽しみだが、なんとなくならない気がする。なるんだったら一条工務店がそれを宣伝するだろうから。現状宣伝してないということは、そういうことなんだと思う。

風呂

一条は風呂にも床暖房がついていて、湯船は断熱材が入っていて、風呂の蓋も分厚くて、これにも断熱材が入っている。だから、家族が7時ころに風呂に入り、俺が12時近くになって会社から帰ってきても、まだまだ普通に温かい。追い焚きが不要なレベル。次の日になってもまだ温かい。「かなりぬるい」って感じの温度だ。入ったら風邪を引くかもしれないが、入れと言われれば普通に入れるくらいの温度。

うちの風呂は、スクエアバスと呼ばれる、四角いタイプの風呂。最近、仕様変更されてこういう形が選べるようになった。最初見た時の印象は、底が深くてお湯をいっぱい入れないと肩まで浸かることができないような気がする・・・って感じだったが、そんなこともなかった。余裕で肩まで浸かれる。

風呂の仕様は、私の時はi-スタンダードというクラスと、i-クォリティというクラスの2種類から選ぶことができた。i-クォリティは高級感があるが、なんか、センスが正直ちょっとおっさん臭いような感じがした。i-スタンダードは申し訳ないが、ちょっと高級なアパートの風呂、って感じの印象が拭えなかった。結局、悩んだ末にi-スタンダードを選んだのだが、実際よく見てみると、そんなに安っぽくない。サーモスタット付き混合栓のノブを回した感じとか、鏡とシャンプー置きあたりの造作とか、よくよく見てみるとちゃんとしてる。

たぶん、どんな風呂を選んだとしても、私は3秒くらいしたら気にならないと思う。