経常利益と残業

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うちの会社の経常利益の計算方法はなんかおかしいと思う。そもそも経営の知識がまるでないので、困ってる。その悩みを書くので、経営学科出身の人が見てたら教えてほしい。

うちはソフト屋なので、売上というのは(たいてい)それなりに長い納期が設定された仕事を仕上げた段階で確定する。ソフト屋に限らず、何かを受注して生産するという類の仕事はそうだろう。

で、そういうときに月別の経常利益を算出するのに、従業員が働いた工数に作業単価を掛けたものを売上の基礎として計上してるのだ。なんかこれに違和感がある。いや、やりたいことはわかるよ。経常利益だから、毎月で大体どれだけの売上があるのか知りたいんだもんな。

でも困った事がひとつあって、それは、なんか日本では経常利益を重視するような風潮があるということなんだ。経常利益を重視するから、経常利益を増やそうと管理職は躍起になる。じゃあどうすればよいかというと、従業員の働いた工数を増やせば良い、つまり、残業させまくれば経常利益が上がる、ということになる。

それってどうなんだろう?と思う。この論理だと、200万の仕事を取ってきて100万で仕上げるよりも、200万の仕事を取ってきて199万で仕上げた方が偉いと言うことになる。粗利は評価されないんですか?といろんな人に聞いたが、「粗利は予算達成してればそれで良いよ」と言っていた。なんかしっくり来ない。

私は2000万の仕事を取ってきて1980万で仕上げるよりも、100万の仕事を取ってきて50万で仕上げたほうが偉いと思う。同じ利益しか得られないのであれば、100万の仕事を取ってきて80万で仕上げた方が、2000万の仕事を取ってきて1980万で仕上げるよりも偉いと思う。つまり、楽していっぱい稼いだ奴が偉いと思う。粗利はとりあえずおいといて、経常利益を優先ってのはどういう意図があるんだろうか。

この論理だと、ぱぱっと仕事を片付けて、かつ、高収益を得るということが否定されるような気がする。企業は利潤を追求すべきで、それが健全な市場競争を発生させると俺は小学校の社会で習ったし、かつ、誰だって楽して稼いだほうが賢いと思うだろう?それじゃだめなんか?

そう言う旨を上司に伝えたところ、「それじゃあ上に行けない。ぱぱっと仕事を片付けたならば新しい仕事を取ってきてさらに売り上げ・経常利益に貢献すべき」と言われた。まあ、上に行けるかどうかは置いといて、一理あるとは思う。が、俺はそんなことは正直したくない。なぜならば俺がそうやって頑張って仕事しても、その利ざやは、他の失敗プロジェクトに吸収されてなかった事になったり、「個人評価」とは名ばかりの査定方式で、部の業績にボーナス・給与が大きく左右されるからである。

俺は俺の得にならないことはしない。それを帰属意識が希薄と批判するのは結構だが、俺が辛かった時に会社に、他のチームに、誰かに助けて貰ったという記憶も無い。にもかかわらず、人が足りなければヘルプに入れと言われて、いきなり訳の分からんプロジェクトに放り込まれたりする。そういう環境で帰属意識を持てと言うのは難しいし、だから恩とかいうのも正直感じていない。

ちなみに、アメリカでは純利益が重視されることが多いと聞く。私も普通に考えたら純利益を重視すべきだと思う。私の考えはおかしいだろうか?