インド滞在記(8)独立記念日と遺跡見学

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8月15日はインドの独立記念日だった。

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インド人は独立記念日を国民みんなで祝う。ただし、過激派に対するテロの口実を与えていることも事実であって、この近辺はかなりハイアラートな感じだった。インドでは普段から随所でセキュリティチェックを受けるが、治安が良いと言われているこの辺ですら、道行く車を止めてのセキュリティチェックが行われていた。

インドではセキュリティチェックが多くて嫌になる。前にも書いたが、インドではバックを持ち歩くのがとても面倒だ。毎回セキュリティチェックを受け、たまに預けなければならなかったり、タイラップでファスナーが開かないように固定したりという措置を受けるハメになる。すげーめんどい。

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ここいらを管理しているエライ人で、なんとかという企業のVice Presidentだという人が旗を開く役目だ。この人が出てくるまでにこの人の経歴が延々とインド訛りの英語で語られる。なんちゃらのPh.Dの学位をとったとか、MBAを持ってるとか、奥さんもすげえよ、みたいなことを延々と喋ってた。

でも、その代わりに日本のように長ったらしい挨拶は無い。出てきて旗を開いて国家を歌って終わりである。

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インドの国旗の真ん中の丸は車輪らしい。常に前に進む駆動力を意味しているそうだ。

独立記念日に際してインド人に必ず聞かれるのが、「日本では独立記念日をどういうふうに祝うんだ?」ということだ。「日本は有史以来ずっと日本だから独立記念日は無いよ。ちなみに終戦記念日は喪に服すよ」というと、必ず「なんだと?じゃあ国民みんなが集まって国歌を歌うことは無いのか?」と聞かれる。無いよ、というと、「信じられん。インドは国旗カラーの服まで着るんだぞ」みたいなインド自慢(?)が始まる。

確かにインド人は国民全員で独立記念日を祝っている。自転車には風車をつける。子供も風車を持って走り回る。小学校ではパレードが行われる。皆が一同に集って国歌を歌う。エイエイオーみたいな掛け声もする。
飲食店では酒を提供しない。元々インド人はあまり酒を飲まないが、この日はもうきっぱり提供しない。独立記念日に余計な揉め事を起こさないため、という事だそうだ。ちなみに州によっては週一で禁酒デーがあるらしい。これをドライデーと呼ぶ。

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インドのカラス。見難いが、首の色がちょっと違っている。

インドは野良犬が山ほどいるが、野良猫はほとんど見ない。野良犬は昼間は寝ているが、夜になると群れて縄張り争いをし始める。そうするとマジで危険なので近寄らないほうが良いとインド人が言っていた。インド人が言っていたのでマジでやばいのだろう。

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これはなんとかという遺跡に行った時に出てきたヨーグルトだ。ちなみにいままで見た遺跡の名前はほとんど覚えていない。あんまり行く意味が無いとも言える。

このヨーグルト、見ての通り土器みたいな器に入っている。この場所もかなり不潔で、あたり一面泥まみれだし、掘っ立て小屋みたいなところで提供される飯なので、俺は本当に嫌だった。もしかしたら俺はちょっと潔癖症かもしれない。こういう汚いところは本当に嫌だ。あたり一面にとうもろこしの芯が散らばっている。生ゴミの中で飯を食っているようで本当に気持ちが悪い。

写真のテーブルも汚いのがよくわかるだろう。まあ、もちろんそれを皆の前で愚痴ったりはしないが。でもたぶんみんな、ある程度は思ってたんじゃないかな。

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奥にあるのは玉ねぎと人参の天ぷらみたいな料理である。これはうまかった。かき揚げみたいな感じだ。というか、ヨーグルトも普通だった。なんか過度に発酵してる感じはあったけど。砂糖がなかったらちょっときつかったね。
でもその、砂糖入れてる器も10年くらい使ってるようなきたないプラスチックの器で、これもちょっと使うのがためらわれた。が、みんな普通に使っていた。おおう。

はっきり言って、普通に売ってる牛乳すら、煮沸しなければ飲めないと言われている代物であるのに、こんな土器みたいな器に入ってるヨーグルトなんか食う気がしなかったけど、さすがにみんなが食ってる中私一人食わないのは変なので食った。でも食った後、腹の調子が良くなったのは意外だった。

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この遺跡、標高1500mくらいの山の上にあり、かなり霧深かった。

霧がなければかなり景色がいいらしい。あとで聞いた話によると、「夏だったら晴れてるけど今の時期は常に霧がかかってるよ」とのこと。インドの夏は5-7月らしい。

まあこれはこれで雰囲気があるからいいと思う。一緒に行った人の何人かは「もうちょっと晴れてたらいいのに」と言っていたが、まあ、霧がでてるのも良いと思った。雨の日にこそ撮れる写真もあれば、霧が出てるときにしか撮れない写真もある。だから俺は結構、天気悪いのも好きです。

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写真で見るとどうってことないけど、ここは柵がなくて、下が崖になっている。落ちたら確実に死ぬ。天気が良ければなんかの村が見えるそうだ。

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下から見るとこんな感じだ。例えがゲームですまんが、Oblivionというゲームがまあこんな感じだね。上から盗賊が弓矢で狙ってきてる感じだ。

実際、ここは砦か要塞だったみたいで、2000人の敵兵を300人で守りきった、2700人の捕虜を取った、そのときの英雄がこの胸像の何某である、みたいなことを超インド訛りの英語でじいちゃんが大声でしゃべっていた。当然、この説明を聞くとチップがいる。ここに連れてきてくれたインドの人が20ルピー渡すと露骨にじいちゃんは嫌な顔をしていた。「チップが少なすぎるから怒ってるんだよ」と笑いながら、残りの30ルピーを渡していた。

50ルピーというと、そうだなあ、日本の物価で言うとちょっと美味しいスーパーの食パンを2斤買えるくらいのイメージかなー。

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なんにも見えねえ。

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30mm 単焦点で撮った。Nikon AF-S DX 30mmの描写力、解像感、ボケ味はすばらしいと思う。あのレンズが2〜3万で買えるってのは、本当、ニコンは偉いと思う。連れ立って行った人のほとんどはコンパクトカメラか、持っててもミラーレス一眼で、普通の一眼を持っていったのは私だけだった。

私はセカンドでミラーレスを持つのは良いと思うんだが、やっぱり、メインは一眼が良いような気がするな。これは賛否両論あるだろうけど。私が普通の一眼がいいと思うのはいくつか理由があるが、一番大きいのは性能のいいレンズが安く買えるという事だろう。まあ、これはメーカーによるが。

一方で、ミラーレスで安いレンズを作っていて、かつ、ラインナップがそこそこあるメーカーって無いんじゃないかな。あとは、単純に液晶で像を確認すると電気を食うので嫌というのがある。あとはボケ具合がよく分からんとかね。あとはこれもいいか悪いか微妙なとこだが、普通の一眼はある程度重いのでホールド性能が良い。

マウントアダプタ使ってオールドレンズを試してみたい!とかいう理由がない限り俺はミラーレス買わないと思う。で、実はそういう要求もあることはあるのだけど、ほかの雑多なタスクのほうがプライオリティが高いので放置している。(意訳:金が無いので買えない)

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頂上はすげー風だった。飛ばされるかと思った。

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これは弾薬庫だそうで。これも霧がいい感じだと思う。

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帰る間際になってちょっと霧が晴れたのですかさず撮った。望遠になってるのはNikon AF-S DX 55-300mmだな。これでもちょっと霧が残ってたので、若干白っぽいぼけた写りになっている。それでも、D90という2世代落ちのカメラ、3万程度のレンズでこれだけ綺麗に映るのならば十分である。ニコンが存続する限り、一眼はニコンで揃えるわ。

まあ、他のメーカーのカメラをそもそも使ったことが無いんだけどね。SIGMAとかちょっと気になる。別にこだわっているわけではないが、今のところ、持っているレンズもすべてニコンだ。

できればあとは標準ズームのF2.8通しのレンズとかが欲しい。