じぇじぇじぇ、和音

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じぇじぇじぇの話

嫁さんが「じぇじぇじぇ」とか言っていた。何それ?と聞くと、朝のドラマのあまちゃんで誰だかが喋ってる言葉で、今年の流行語大賞候補で、岩手の方言で、びっくりした、みたいな意味だと言っていた。

俺はテレビを全然見ない。このブログを見てくれている人の中にも、「俺全然テレビみねーから」という人に出会った経験がおありの方もいらっしゃるだろうが、俺はその誰よりもテレビ見ない自信がある。

まず、自発的にテレビの電源を入れるということがまず無い。最近は、娘がNHK教育を見るので、そのために電源を入れるということはあるが、それ以外の場合はまず無い。一切無い。中学の頃からほとんどテレビは見なかった。特に大嫌いな番組がドラマであって、どれもこれも全然面白くない。最初から最後まで通してドラマを見たことが無い。ドラマを見ないので、役者も知らない。全く興味無い。

まあそんな感じでテレビ見ない自慢はいいんだけど、じぇじぇじぇ、ってのは聞いたこと無いな。俺、秋田出身だから、岩手の方言くらいなんとなく分かりそうなもんだけど。と、思い返してみて、似たような方言があるのを思い出した。「じゃじゃじゃ」である。意味は大体一緒で、びっくりした、とか、あきれた、みたいな感じだ。「じゃじゃじゃー、やじまげだ」(うわー、マジどうしようもねえ)という感じで使う。

でも同じ秋田出身である嫁さんは「じゃじゃじゃ」を知らなかった。

前にも書いたが、秋田は実は結構でかい。というか、東北はみんな全部でかい。私と嫁さんは秋田出身だが、これを関東に置き換えると、八王子から船橋くらい違う。八王子出身と船橋出身が一緒になっても、「おおー!地元一緒じゃん!」と言わないのと同じように、秋田県人も県南と県央くらい違ってたら「おおー!地元一緒じゃん!」とは言わない。でも東京で秋田県人が二人であったら「おおー地元一緒じゃん!」って言うと思う。まー結構曖昧ですね。

何が言いたいかというと、同じ秋田県人でも地元が一緒で無ければ、やっぱ言葉も違うんですね。という話。

24和音

現代のクソガキは知らないだろうが、俺らの世代は携帯の黎明期を過ごしてきた。

最初、着信音と言えば、「ピリリリリ!」みたいな音だけ。それが、自分で音階を入力して着信メロディを作れるように進化した頃、「着メロ本」みたいなのがいっぱい本屋に売られてて、各携帯の機種ごとの操作方法とかボタンを押す順番(=音階)とかが列挙されてた。だから、耳コピできる人なんかは重宝された。今考えるとあほらしいけど。

それが、そのうち和音や音色を表現できるようになってきた。すると、各携帯メーカーがこぞって「着メロ高音質」をうたった商品を投入し始める。最初は4和音を表現できる!とかだったのが、その、n和音という数字だけが一人歩きし、16和音、24和音携帯なんかが発売されるようになった。「24和音ってなんだよ、同時発音可能数が24、だろ。24和音なんてコードねーよ」というやり取りがテンプレートだった。

16和音みたいなスペックになると、もはや携帯でボタンをプチプチ打って着メロを入力するのは限界に達し、各メーカー独自のファイルフォーマットを使った着メロファイルをインターネット経由で配信するような方法が主流になってきた。そこにビジネスチャンスを見つけたのが着メロダウンロードサービス。

で、midiファイルか何かからその着メロファイル(SMFとかいう拡張子だった気がする)に変換するツールなんかも有志によって作られてきて、そうすると野良着メロサイトみたいなのが流行り始めた。インディーズバンドなんかの曲は着メロサービスでも配信していないので、そういうニッチ層を取り込むことに成功した。が、これも著作権関係の問題である時期に一掃された。

これらのファイルは、楽器セットと音階のシーケンスを記述しているだけなので、どのような音を奏でるかは完全に携帯に内蔵された音源任せである。たしか、富士通、三菱、ソニーの携帯が音が良くて、パナソニックとかは音が悪いとかいう評判があった気がする。

その後ようやく登場したのが、完全なるPCM音源を採用した「着うた」サービスですね。MIDIのように楽器の音源を内蔵しているわけではなく、純粋に音の波形を記録・再生しているので、どの携帯でもほぼ同じ音が再生されるようになった。ただし、この着うたファイルも結構特殊なファイルフォーマットになっていて、簡単には扱えなかった記憶がある。

いつも思うのだけど、なぜ日本製品はグローバルスタンダードを採用したがらないのだろう?ことAVの分野では特にそうで、たとえばMP3プレーヤが日本のメーカーから登場したのも相当後になってからだったと記憶している。それまでは頑なにMP3ファイルフォーマットの対応をしたがらず、それ以外の電子データへの対応を果たしたとしても、たとえばパナソニックに見られるように「SDオーディオ」などという、データ暗号化処理が組まれたガチガチな仕様の製品だった。

でもユーザーはポンとMP3データを入れてぱっと再生できるデバイスが欲しかっただけで、だからこそ、iPodがあんなにはやり、そして、日本メーカーは太刀打ちできなかったのだと思う。

話を戻そう。そうやって着うたも一時期は流行ったが、最近はあまり使っている人を見ない。それは私がオッサンになっただけで、今でも女子高生とかは使ってるのかも知れんが、いや、やっぱり使っていないと思う。何故かというと、みんなスマホを持っているからだ。スマホ(Android, iOS)で対応している着信音データというのは、MP3やwmvといったごくごく普通のファイルフォーマットであるはず。すると、著作権管理が不可能なので、着うた提供業者も配信する方法が無いんじゃないかな。もしかしたら出来るのかも知れんけど、知らない。もはや何も興味無い。

ということで、私は巡り巡って、デフォルトの着信音に戻っている。男は黙って着信音1。