太陽光発電始めました(+日本の発電について)

IMG_0860

IMG_0860
まだ補助金の申請が終わっただけですが・・・。

IMG_0845

先月決まった話なので、ずいぶん今更な感はあるのですが、2013年度の太陽光発電売電価格は38円/kWhで決定らしいですね。実はこれ、イニシャルコストを回収しやすいように、契約したときの価格で10年間固定で売電できるような制度になっているんです。

ちなみに、2012年度は42円/kWhでした。たった4円/kWhの差ですが、1割です。1割。太陽光発電はいかに早くイニシャルコストを回収できるかがキモなので、これはとても大事です。私は42円/kWhで滑り込みセーフになる予定です。東電が駄々をこねたり、一条工務店の電力需給契約申請手続きが飽和しなければ。

7.2kwの契約ですが、最初は9kwになる予定だったのです。北側斜線規制に引っかかり、屋根をちょっと削らなくてはならなくなったためこうなりました。

太陽光パネルの効率は上がっていくので、待てば待つほど、安くて大電力を発電できるパネルを設置しやすくなるのですが、売電価格もどんどん下がっていきます。ここ数年は42円/kWhのまま変わっていなくて、かつ、最近になって一条工務店で提供しているパネルが高効率になったらしいので、まあまあ良い時期に買ったんじゃないですかね。

さて。普通、あなたは電気を幾らで買っているでしょうか。大体、20円/kWhちょっとだと思います。それに対して、太陽光パネルで発電した電力を電力会社は42円/kWhで買っているわけです。二倍以上です。

かつ、太陽光発電というのは、安定した電力を発電し続ける訳ではないので、いわば「質の悪い」電気です。その、質の悪い電気を系統に流し、火力発電所でちびちびと調整するのに、またコストがかかります。電力会社が損した電気代はどのようにして回収しているのでしょうか。

それは、あなたの電気代に上乗せされているのです。なかなか腹立つでしょ。でもこれが国の方針です。

昨今は、原発を止めろ、火力で乗り切れるじゃん、と声高に叫ばれていますが、火力発電(というか、LNGガスタービン発電)も、再生可能エネルギーも、コストが高いです。その結果が、日本の貿易赤字として如実に表れています。電力会社はわざわざ高値でLNGを買って原発のコストを安くしようと見せている、と主張している人も居ますが、あれは単純に普段買ってないLNGを、原発動かせないからぜひ売ってくれ!って海外に頼みに行ってるので足元を見られてるんですね。

こないだ、火力原子力発電の会誌を見ましたら、経済産業省の課長の基調講演が載っていました。関西電力(中部電力だったかも)が買ってるLNGの6割はホルムズ海峡を通ってくるらしいですね。非常にきな臭いエリアです。

イスラエルがイランを空爆し、アメリカがイスラエル側についたら、イランは報復としてホルムズ海峡を閉鎖するとか脅しをかけてるわけですが、そうなったらたまったもんじゃありません。ホルムズ海峡は原油輸送の大動脈でもあります。日本の経済はいよいよ麻痺してしまう。LNGなんて低温で保管しておかないといけないので、電力会社の在庫は1週間分を常に切ってると言われています。

一国家として、長期にわたって安定したエネルギーの供給体制を考えよう、つまり、エネルギーセキュリティの確保ということはとても重要な事柄なんですが、私の周りでもそういう意見を言うひとは見たことがない。まあ、これは私が普段、むすっとして仕事ばかりしてるのでそもそも人と話す機会がないだけで、みんな思ってることかも知れないですね。

エネルギーセキュリティという観点では、原子力発電所は非常に優秀です。いったん燃料棒を挿入してしまえば、つぎの定期検査までの1年ちょいまで、特に何もしなくても大電力を生み出し続けます。曇ってるから発電できない~とか、イランが怒ったら燃料が輸入できない~とかいう心配は無いんですね。

私は一応、原子炉に携わる技術者の一人ですが、まあ、だからといって原発の比率をガンガン上げろ、とも言うつもりはないです。

一番良いのは、繰り返しニュースでも言っている通り、「ベストミックス」の状態ですね。株式を分散投資してリスクヘッジするのと同じで、発電方法もいろいろなものを取り入れてリスク分散させた方が良いのです。じゃあそのベストミックスの比率はどうなるんだ、と言われると、まあ、さすがに私はそこまでの専門家ではないので分からない。

ちなみに、前述の経産省課長が言うには、もうちょっと石炭発電の比率を上げても良いのでは、とのことでした。先進国の中でも、日本は石炭による火力発電の比率が小さいんですね。石炭火力の一番のメリットは、「安い」ということです。シムシティシリーズをやったことのある人だったら、よく分かるでしょう。石炭発電所、安いですよね。
石炭火力発電所はCO2発生量が多いということで敬遠されてた時期もありましたが、現代はCO2、NOxの回収技術もだいぶ進歩しているので、昔ほど環境負荷もひどくはないでしょう。

火力発電所の環境アセスメントを迅速化する、なんてニュースもありましたが、やってしかるべきだと思いますね。昔に比べて環境負荷を軽減する技術はどんどん進歩している。それでも、経産省と環境省は石炭火力に関しては及び腰みたいですが、まあ、それでも悩みながらもちゃんと整備を進めているというのは偉いと思いますね。

よく「これだから役人は・・・」なんてあちこちで叩かれてますけど、日本の官僚はよくやってると私は思いますよ。発電だけじゃなくて、たとえば精神病患者の措置入院とか・・・。また違う話になってしまいそうなので、ここら辺で止めにしたいと思います。

ありがとうございました。

2件のコメント

  1. ひろ より:

    太陽光発電いいなぁ。オレもつけたかったなぁ。セルの裏に管通して、水で80度くらいなるように冷却すればお湯も沸いて一石二鳥だよなぁ。付けたかったなぁ。

    1. withpop より:

      そういう温水器機能を含んだ奴もあるんだ。知らんかった。
      うちは、給湯に関しては普通のエコキュートが付く予定だな。深夜電力でお湯沸かす事になるけど、原発止まってる状態で深夜電力でお湯沸かしても果たしてエコなのかどうか・・・。
      後付で太陽光設置してもいいんじゃないの?

ただいまコメントは受け付けていません。