出生前診断について

ID-10073379

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あんまりやるべきじゃないとおもう。

倫理的な問題もそうだけど、そもそも生物学的に、人間の意志によって遺伝子を選別するのはあんまりよくない。

遺伝子は、ランダムに混ざり合ってこそうまく働くように出来てる。サラブレッドや高級ペットでインブリード(近親交配)させまくると奇形が生まれやすいというのはこういう理由である。

ある良くない症状を引き起こす遺伝子があったとしても、それを押さえ込む(非活性化させる)ための遺伝子というのが大体存在し、低い確率でしか発現しないようになっている。近親婚を繰り返すということは、遺伝子上の弱点が重なるということであるので、その弱点となったところが遺伝病として発現してしまう。

もし、その遺伝子が初期発生(受精卵以降の初期の成長)でクリティカルな問題を引き起こすとしたら、流産したり、または、産後数時間で死んでしまう奇形児が生まれたりする。

人間が、もしくは、その時代の社会が好ましい遺伝子を勝手に定義し、偏った遺伝子型を配合させ続ければ、近親交配と同じような問題を引き起こす。

「近い将来、遺伝子を選別して子供を産むだけの財力を持った富裕層の子供と、遺伝子の選別が受けられない貧困層の子供の間では、妊娠ができなくなるだろう」と予測している学者もいる。誰かは忘れてしまったけど。ディスカバリーチャンネルか何かで見た。

じゃあどうすりゃいいのか。年食う前に子供産む、ってのが全員にとって幸せだと思う。

こういう風に言うと、みんなが若いときに子供を授かる訳じゃないでしょ!!!!などと感情的に反論してくる人が必ず居るが、勘違いしないでもらいたい。これは一般論であって、一般的に若いときに子供作った方が健康な子供が生まれる、という当たり前の事実を言っているに過ぎない。もちろん、40過ぎてから健康な子供も大勢生まれるし、全てのケースで出生前診断をやめろと言っている訳でもない。

日本の出生率を鑑みると、むしろ40歳以上でも積極的に出産したほうが良いとも言えるし、そういう人たちの不安を払拭するために出生前診断が有効的に活用されることはむしろ望ましいといえる。でも俺が言いたいのはそういうことじゃなくて、たとえば「別に40越えても子供生めるんじゃーん、だったら今存分にあそんどこ」って、アラサー辺りが思って欲しくないってこと。もしくは、とにかく出生前診断が乱発されて、中絶が増えるのを危惧しているということ。

人それぞれ事情はあるだろうし、場合によっては出生前診断を積極的に受けるほうが良いケースもあるだろう。しかしそれでも、個々のケースは、それぞれ別個に判断すべきであって、一般論としては若いときに子供作っとけ、っていう意見は至極まっとうであると私は思う。

ちなみに、最近は、「女性は40過ぎたらダウン症児を生む確率が1/90~1/100となる」などと、女性に対して早期に結婚して子供を作ることを啓蒙するような風潮があるが、これは男に対しても同様の事が言える。

たとえば、レックリングハウゼン病や自閉症は父親の年齢と子供の発病率に相関関係があって、父親が20代のときと40代のときとでは、産まれてくる子供の発病率が場合によっては数倍のオーダーで異なってくる。「羊水が腐る」なんて言葉があった(これは誤りである)が、同じようにして、「精子が腐る」とも言えるかも知れない。(実際は腐るわけでない)

ちょっと話がずれてきたのでまとめるが、言いたいことは先に述べたとおりだ。

年食ってから子供つくるよりは、早く子供作っといた方がいいよ。

参考にしたページ:
遺伝疫学の基礎
ダウン症候群(wikipedia)
【コラム】男性にもある「出産適齢期」 - 高齢の父親と子どもの障害の相関性