「Cでプログラミングするには人生は短すぎる」の出典

日本語版のMonoのwikipediaページには以下の様なことが書いてある。(記事を書いた時点)

Monoプロジェクトの公式発表ではないが、その主導者であるミゲル・デ・イカザ氏の言葉として、「Cでプログラミングするには人生は短すぎる」という標語が掲げられている。

Miguel de Icaza氏はGnomeとMonoという二つのオープンソースプロジェクトを成功に導いた人物として有名である。私は何となくこの言葉が良いな、とは思ったが、なんだか意訳されすぎている気がした。なので出典を調べてみることにした。

まず、標語が掲げられているとあるが、どこに掲げられているのかいまいち分からない。プロジェクト公式サイトを見たがそんなことは書いていなかった。

しょうがないので頑張って検索したらいくつか原典と思われるものを見つけた。
おそらくこれはAltDevConf 2012で発表されたMono for Game Developersという講演が元になってるっぽい。適当に検索すればスライドが出てくるよ。どうせすぐリンク切れになるからリンクは張らないよ。

WHY MONO?
Because Life is too Short
• To debug another memory leak
• To track another memory corruption bug
• Because you deserve better

これがおそらく出典だ。どこにも「C言語」とは書いていない。C言語とは書いていないがC言語をを意識してる・・・というわけでもない。

スライドを丁寧に読み進めていくと、画像のレンダリング、物理シミュレーション、オーディオやネットワークなどのサポート機能などは高速性が重視されるためにC++で書くだろうが、AIやカメラ、ワールドルールなどはスクリプトに頼ることが多かった。なので、ここでボトルネックになってしまっている。ここをC#で置き換えよう、という主旨だった。(スライドpp.22-23)まあ、講演を聴いて居た訳じゃないから推測が混じってるけど・・・。

とにかく、速度が要求されるところはメモリを直にいじくり回すような言語をつかい、それ以外の部分はC#(などのC++よりもっと高級な言語)でささっと書いちゃいましょうという当たり前のことを言っているに過ぎないのだ。別に誰も「Cでプログラムするには・・・」なんて言ってない。

まあ、そんだけです。以上。