家を建てる記録(計画編1)

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家を建てる記録を取っておこうと思う。途中までは他のブログに書いていたが、見直して再掲する。

8月~9月くらい

マジで家を買おうと思う。消費税が上がる。住宅ローン減税は年々減っていく。

一番の問題は今の家賃が高すぎること。普通に住宅ローンを組める家賃を払い続けている。計算したら、4000万超借りたとしても、返済額は今の家賃より低かった。住宅ローンの金利は今1%を切っている。今家を買うのと、今のまま金を貯めるのと、安いアパートに引っ越して金を貯めるのと、それぞれをExcelで計算した。すると、今家を買うのと比較して、後者二つは最低年間100万超の貯金ができないと損、という結論になった。つまり、自分の資産にならぬ金、家賃を払い続けると言うことはそれなりに損ということだ。しかしながら家を買ったとしても、建物の資産価値は減っていくので、その目減りが年間の家賃支払額と比べてどうであるか、というのも問題であるが、しかしながら私には不動産価値の逓減に関する専門的知識はないため判断が出来ない。

が、中古で2000万くらいの家ならば、ローン払ったとしても、現在の家賃の1/2以下で住むので、損になることはまずあり得ないと判定。中古でやっすい家を買おうと試みる。でもこれは色々考えている間に欲が出てきて、今の家賃以下であればいいやと思うようになった。

さらに大きなウェイトを占める理由として、「子供が出来た」ということもある。子供が保育園や幼稚園などに入ると徐々に生活が固定されてくる。現に、嫁は数ヶ月で「ママ友と離れたくない」などと言っている。このままずぶずぶとここに住み続けると、大した便利でもないのに地価ばかり高いこの町に、クソ狭い土地かもしくはマンションを買ってせせこましい生活を続けなくてはならない。それは絶対に避けたい。

ちなみに、マンションを買うという気持ちは最初からゼロである。なぜならば私は秋田の子、田舎の子、風の子、神室の子であるから。第一、車のジャッキアップをするスペースすらない土地、洗車もできない土地など論外である。それに加え、集合住宅などは、密集しているゆえ、キチガイも一定数居るはずでご近所づきあいに相当な困難が発生するのは目に見えている。やれ、隣の部屋がうるさい、だの、バイクがうるさい、だの、ゴミ捨てのマナーが、エレベーターでの挨拶が、とか、考えたらきりがない。こんなせせこましい生活を送るならば長野から新幹線で通勤した方がまだマシである。

嫁はどちらかというとマンション派だったみたいだが、「機械式駐車場で車入れるの手こずると邪魔になるよ」「子供が犯罪に合うリスクはマンションの方が戸建てよりも倍くらい高いんだよ」「我々は秋田の子だから集合住宅に住むとせせこましい病によって精神を病むよ」などと説得した。

9月末日

不動産屋に行って話を聞く。
地目は第一種低層地域が良いことを教わる。都市圏の意味不明な敷地分割、「敷地延長」なるものが安いということを知る。我は秋田の子、田舎の子、それゆえ、こんなクソみたいな形の土地には死んでも住みたくないと思う。第一、あんな妙な形でどうやって重機を入れるのだろう。興味のある人は「敷地延長」で検索してみてほしい。
また、重要な情報として、「建物の資産価値は最初にぐっと減って、あとはなだらかな勾配を描き、最後にまたぐっと減る」のが一般的という話を聞いた。私は最初にぐっと減って、あとは線形に減り続けると思ったがそうでもないらしい。

不動産屋曰く、「今はネットが発達してるので、掘り出しものの物件なんてのは無いんですよ。今検索して出てきた物件が全てです」ということで、建て売り、中古物件を見てみたが、なんつうか、微妙な物件しかなかった。進んで住みたいとは思えなかった。

「見てみたい物件があれば連絡くださいね!」と言っていたが、結局、中古物件と建売住宅は一度も見に行かなかった。それは、まあ、見たい物件がさして無かったと言うのもあるが、建売住宅は品質が悪い、という話も聞いていたからである。

この頃、住宅性能や住宅業界の歴史について、色々な本を見たり、ネットで検索したりして知識をため込んでいた。私が家に望むことは何だろうか。それはやはり快適さだろう。外見のデザインがダサい、家具が安っぽい、そういうことで常日頃からイライラしたことは無い。が、夏暑い、冬寒い、で、イライラしたりムカムカしたり、不快な気分になることは常日頃からある。

人には多様な価値観があるが、やはりストレスのない、健康的な住宅に住まうというのは普遍的な価値観ではないだろうか。どんなにロックな人間であっても、壁一面を革張り鋲ベルトみたいにはしないだろう。まあ、それは極端な例であるが、たとえば。整ったヒゲを生やしてストールを巻いた一級建築士が、「光の遊び場」「風の通り道」とか分かるようでわかんねーような、ごく個人的な価値観を押しつけた妙な住宅に住み、「収納が無いよねー」「冷暖房効率が悪いよねー」「外からの視線が気になるよねー」とか良いながら住むのは絶対に嫌である。住宅は機能性、居住性、快適性が命であり、それを突き詰めていった生ずる一種の機能美、そこに住宅本来の美しさがあると思う。

なので、快適性、これですね。

じゃあ具体的にどうすればよいかというと、高気密高断熱住宅と呼ばれる家が良い、ということに自然に行き着いた。断熱性と気密性が高まれば冷暖房効率が格段に良くなる。すると少ない光熱費で快適な室温を維持することが出来る。こんなもんは別に俺のような一般ピープルでも容易にたどり着く結論である。なので、これを基礎として考えることにした。

で、建売と中古住宅に戻るが、そこまでこだわりがあるのであれば、注文住宅を建てたほうが良いのでは?と思うようになった。しかし金が・・・。あれ、でも、よく考えたら今の家賃と同額の支払いだったとしても、4000万くらいはローン組めるよな・・・。と思い、住宅展示場に行くこととした。

続く。